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大谷山荘 芙蓉館

http://www.otanisanso.co.jp/

経営主体:株式会社 大谷山荘

所在地:山口県長門市深川湯本字平町2208番地

設計:㈱石井建築事務所(東京事務所)   
       担当: 池田 千博 、廣田 仁
アトモスフィアデザイン担当: 北原由利子

施工:清水建設 株式会社 広島支店


工期:平成25年11月19日~ 平成26年6月23日


建築面積:全体建築面積…9880.06㎡(別邸音信を含む)


延床面積:全体床面積…30,762.94㎡(別邸音信を含む)
            
改修床面積…1,222.19㎡

構造・階数:既存芙蓉館…SRC造、(地上7階PH付き、地下1階)


総客室数:131室(別邸音信を含む)


施設内容:ロビー、ラウンジ、売店、大風呂、露天風呂、エステ、レストラン、宴会場、天体ドーム


施設の特色・設計の意図:

湯本温泉の山あいの自然を縫うように流れる音信川沿いに大谷山荘は佇み、創立50年を超える老舗旅館である。館内施設や客室は、音信川の渓流と静寂漂う緑の自然環境を館内に取込みながら上質なくつろぎを演出している宿である。サービス面においても一人ひとりのお客様の心に添ったきめ細やかなおもてなしで団体、少グループ客、リピーターからも高い支持を得ている。尚、平成18年には別棟で旅館のくつろぎとホテルの快適性を融合した18室の新しい温泉リゾート「別邸音信」を誕生させており「大谷山荘」、「別邸音信」の両施設ともに非常にお客の評価の高い宿である。
今回、改装した芙蓉館は30年前に弊社で携わった施設で、改装するあたり既設の良さをできる限り利用しながら、新たな商品として満足していただける客室を目指した。基準客室はベッドを導入した事により、押入れスペースを主室に取り込みスペースに余裕を持たせた。窓側の広縁スペースを広げ、床を平らにしたことによりサロンスペースを豊かにした。水廻りは機器を取り替え、既存ユニットバスは撤去し、新たに開発したシャワーユニットを導入した。1階にはリビングとテラスを備えた会議室兼会食場に改修し、さまざまな利用方法に対応できるようにした。湯上りホールの外部には、音信川渓流の自然をより身近に感じてもらう様に屋外テラスを設置した。デザイン面では仕上材料の質感を大事にし、和の良さを生かしつつ現在のトレンドを取り入れている。
㈱石井建築事務所 東京

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