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経営主体：(株)三津浜観光開発

所在地：静岡県沼津市内浦三津７

設計：総括・建築：㈱アルセッド建築研究所
　　　 設備：㈱ピーエーシー

施工：建築：（株）鈴木工務店　　設備：大成温調（株）　電気：（株）タナカ通信電機工業

工期：2006.9.20～2007.1.13

建築面積：944.08㎡

延床面積：3，733.75㎡

構造・階数：鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造

総客室数：２４室(内改修客室数１２室－客室露天風呂付

施設の内容：ラウンジ・宴会場・個室料亭街・クラブ・男女大浴場・男女露天風呂・湯上り処・癒し処・岩盤浴・ペットホテル・駐車場

施設の特色・設計の意図：
松濤館は明治44年創業の老舗旅館であり、過去に多くの著名人がこの西伊豆の旅館からの富士の景観を好みました。富士をテーマに多くの名作を残した梅原龍三郎画伯もその一人でした。
施設は、創業当時の木造から三代目に当たる築20年を経過した鉄筋コンクリート造の建物を、外部約８０％、内部約７０％を改修したものです。
現代風の数寄屋をコンセプトに、富士の景観を望める明るいラウンジに改修し、客室は12室を富士山を最大限楽しめるような露天風呂付客室に改修しました。
フロントの隣には、ペットホテルを新設し、顧客のニーズに応えています。
最上階にある女性大浴場は、脱衣室とともに男性と同じ広さに改修し、木製の露天風呂も大小設置することで、楽しみ方を増やしました。また、岩盤浴室を新たに設置し、女性客の人気を集めています。
旅館へのアプローチは、全面改修し、屋根つきの車寄せと共に坪庭を造り、アプローチの際の富士の景観を重視しています。
(株)アルセッド建築研究所