志摩観光ホテル 改修
http://www.miyakohotels.ne.jp/shima/経営主体:株式会社近鉄・都ホテルズ
所在地:三重県志摩市阿児町神明731
設計:株式会社 観光企画設計社
施工:株式会社大林組、株式会社近創
工期:2015年5月~2016年6月
建築面積: ザ・クラシック:15,649.24㎡ ベイスイート:1,800.44㎡ クラブ:2,972.30㎡
延床面積: ザクラシック改修:33,800㎡ ザベイスイート改修:371㎡ クラブ改修1,768㎡
構造・階数:ザ・クラシック改修:S造地上6階、地下3階、塔屋3階 ベイスイート改修:S造 地上5階、地下1階 クラブ改修:木造一部RC造、地上3階、地下1階
総客室数:114室(ザ・クラシック客室)
施設内容:ロビー、レストラン、ラウンジ、客室
施設の特色・設計の意図:
志摩観光ホテルは、都ホテルが展開する1951年に開業した、日本有数のリアス式海岸として有名な英虞湾を望む高台に建ち、開業当初より昭和天皇をはじめとする数多くの賓客をお迎えしている歴史あるホテルである。今回は「ザ クラシック」の1Fロビー・2Fパブリックエリアと「ザ クラブ」、そして一部客室を主に改修した。1Fロビーは、ホテルでありながら邸宅に招かれたような雰囲気を演出する為に、ロビー中央にあった大階段を取り除き、中央に集いの象徴である暖炉を新設した。
開業当時の面影を残した「ザ クラブ」2Fは当初ダイニングサロンだったものを和の上質なカフェ&ワインバーとして現代に蘇らせる為、和風木造建築とワイン文化の融合を目指した。客室は、入った瞬間に窓からの景色だけでなく、「伊勢・志摩の自然」を視界全体でとらえていただけることを狙いとしたデザインコンセプトとした。
伊勢志摩サミット2016を期に、村野氏のデザインを継承しつつ、国内外のお客様をお迎えするにふさわしい、美しい国際的リゾートホテルとして生まれ変わることを大きな狙いとした。
㈱観光企画設計社