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経営主体:函館湯の川ホテル㈱

所在地:函館市湯川町1丁目15-3

設計:㈱石井建築事務所（東京）

施工:㈱安藤・間（札幌支店）

工期:2017年9月～2018年3月

建築面積:全体：2,056.46㎡／増築：804.25㎡

延床面積:全体：7,927.20㎡／増築：1,503.31㎡

構造・階数:RC造 一部S造・全体：地上7階 地下１階／増築：地上２階 地下１階

総客室数:91室

施設内容:ビュッフェダイニング・客室

施設の特色・設計の意図
１期工事の既存棟客室・大浴場改装に続き、今回はダイニング（ビュッフェ）棟の増築を行った。函館の賑わい（海鮮市場、祭り、蔵の景色）を新たにテーマに取り入れ、前回からの統一コンセプトである、今様開化絵巻～函館擬洋風様式～でまとめた。外観は擬洋風建築の蔵や、鰊御殿・函館奉行所などの御殿建築をモチーフとし、港町函館の歴史になじんだ雰囲気を持たせた。
函館と言えば有名な朝市。その賑わいを、朝昼晩、オールデイズマルシェとも言うべき、いつ来ても楽しめるダイニングのイメージとして取り入れた。
函館近郊には、江差（蝦夷地最古の祭りである姥神大神宮渡御祭）や舟祭り、大沼（湖水祭り）など、ビジュアル的にもインパクトがある興味深い祭りが多く、山車や行灯などの、独特の雰囲気をリデザインし、艶やかな賑わいが楽しめるビュッフェとした。
㈱石井建築事務所（東京）