北こぶし知床ホテル&リゾート 改装
https://www.shiretoko.co.jp/経営主体:㈱知床グランドホテル
所在地:北海道斜里郡斜里町ウトロ東172
設計:㈱石井建築事務所(東京)
施工:㈱河面組
工期:2018年3月5日~7月5日
建築面積:304.42㎡/4,964.15㎡
延床面積:304.42㎡/23,007.70㎡
構造・階数:S造、一部RC造・地上9階
総客室数:181室
施設内容:旅館
施設の特色・設計の意図
『北の世界遺産リゾート』をコンセプトとした、継続的なリニューアルの一環として、2018年は、ホテルの顔となるエントランスの外構と、外部環境と繋がるカフェ&バルを一体的に改装した。連泊用のカフェランチや、二次会処としてのバル機能等、宿泊客の満足度の向上は元より、地域の街歩き客や地元客も混在する、世界遺産知床のハブとなる空間を目指している。外構には地元石材を使用した石垣と植栽をしつらえ、街の景観の向上にも資するよう計画した。開放的なカフェ&バルは、知床の番屋等に見られるワイルドなエッセンスを取り入れながら、リゾートに相応しいラグジュアリーなしつらえとした。中央にはオープンキッチンを配し、地元食材を使ったメニューを提供する。カウンター席や、ソファ席など、様々な客層が楽しく混在できるように配慮した。プロジェクターも完備し、地元客の各種パーティー等、多様な使い方ができる、今までの旅館には無い可能性をもつ空間を目指している。
㈱石井建築事務所(東京)