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経営主体：企画・プロジェクトマネジメント：（株）Kiraku 　運営：（株）Nazuna

所在地：京都市下京区高辻通大宮西入坊門町838

デザイン：設計：（株）乃村工藝社　　設計：ETOA ARCHITECTS（株）

施工：（株）乃村工藝社、（株）オートアンドハウス

工期：2019年7月1日～2020年3月5日

建築面積：693.6㎡

延床面積：1264.9㎡

構造・階数：木造2階建

総客室数：23室

施設内容：客室、レストラン２ヶ所、レセプションラウンジ

施設の特色・設計の意図：
「Nazuna 京都 椿通」は、築110年以上の京町家24棟を含む通り一体の再生計画である。これほどまでの規模のエリア再生は、京都でも前例がなく、過去最大規模と言える。施設は、それぞれ独立した客室23棟と倉庫1棟、秘密のレストランを含むレセプション1棟、和牛レストラン1棟の合計26棟で構成されている。また、「椿通」という名前は、椿の花言葉である「控えめな素晴らしさ」と、京都の土地が「通り名」で覚えられていることが由来になっている。
当旅館の再生計画が他の町家再生と異なる点は、「通り」を有することである。
京都では、今も町家が減少している。それに伴い京都らしい景観が見られる機会も減っていくだろう。「Nazuna 京都 椿通」は、町家を再生・活用しながら、景観も合わせてつくることで、日本の地域資産を未来へ継承する意義あるプロジェクトとなったと確信している。
株式会社乃村工藝社