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経営主体：建物所有・三井不動産㈱　　運営・㈱三井不動産ホテルマネジメント

所在地 千葉県柏市柏の葉6-5-2

設計：建築設計/東急建設㈱　　外装監修・共用部・客室インテリアデザイン/三井デザインテック㈱

施工：建築施工/東急建設㈱　　共用部・客室ＦＦＥ施工/三井デザインテック㈱

工期 ：2020年12月-2022年6月

建築面積：3,972.43m2（1,201.66坪)

延床面積：8,329.89m2(2,519.79坪)

構造・階数：鉄骨造地上7階

総客室数：145室

施設内容：ロビー / ラウンジ / カフェ＆レストラン / 客室　

施設の特色・設計の意図：
がん治療専門の国立病院の敷地内に、がん治療をサポートする目的で作られ、病院と連携したサービスを提供するホテルである。インテリアのテーマは「ORANGERY」。オランジェリーとは、ルネサンス期に果樹の越冬のために建てられた温室、果樹の香りに包まれながら社交の場として利用されていた。
「ORANGERY」の雰囲気を取り入れた心地よい空間で心と体を癒し、活力を取り戻してほしいという思いを込め計画した。
ロビーには高い天井を活かして格子状のフレームとグリーンのタイルをダイナミックに設置、FF＆Eは有機的な形状とし、緑に囲まれたオランジェリーの雰囲気を演出している。ソファやチェアは、ゲストの体調を考慮した座面の高さとし、張地は抗菌生地を採用、メンテナンス性を重視した。
客室ではホテル特有の作り付けの家具を排除し置き式家具を設置、レジデンスライクな雰囲気を演出している。ナースコールなどの機能的な要素も設置しているが、居心地の良さを損なわないように配慮した。一般的なホテルよりも大きな窓を設け、窓際にデイベッドを配置、隣接する公園の景色を楽しめるようにしている。ゲストの心に寄り添ったホテルづくりに注力した。
三井デザインテック株式会社