大川荘

経営主体:芦ノ牧温泉 大川荘

所在地:福島県会津若松市大戸町大字芦ノ牧字下平984

設計:㈱石井建築事務所(東京)

施工:株式会社熊谷組 東北支店

工期:2005.12~2006.6

建築面積:857.86㎡(増築部分)

延床面積:649.25㎡(増築部分)+67.32㎡(既存部分)=716.57㎡

構造・階数:階数S造 平屋建て

客室数:改装部分は客室無し

施設内容:男女大浴場/サウナ/男女露天風呂/エステ

施設の特色・設計の意図
会津芦の牧温泉は会津若松から車で40分の位置にある。東京からは鬼怒川を経て野岩線、会津線と約3.5時間の山奥の温泉地である。
負債多く、産業再生機構によって05年に再生手続きが行われた。20年以上再投資がなく施設の魅力が低下し低額の集客によってその事態に陥った。
今回再び、温泉旅館の魅力を再生すべく玄関ロビーの一部内装をかえてイメージを一新し、大浴場を新設し新しい旅館商品を再生した。大浴場は大川に面し対岸の岩山が顔前に100mも立ち上がる稀有の景観である。
岩を掘り下げ三段のたな湯露天風呂をつくり、岩盤浴やエステルームを備え客の評判は良い。07年には経営も黒字化する見通しである。新しい経営者はこれを気に地域再生に取り組んでいる。㈱石井建築事務所 東京

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