番場おおそね・芋うらら 改装
https://www.wadoh.co.jp/banba_oosone/経営主体:株式会社和銅鉱泉旅館
所在地:埼玉県秩父市黒谷822-1
設計:株式会社石井建築事務所(熱海)
施工:守屋八潮建設株式会社
工期 :2022年1月~2022年6月
建築面積 :番場おおそね(店舗・旅館):166.93㎡ 芋うらら(飲食店舗):64.04㎡
延床面積 :番場おおそね(店舗・旅館):193.14㎡/286.09㎡ 芋うらら(飲食店舗):43.16㎡/113.67㎡
構造・階数 :番場おおそね(店舗・旅館):木造・2階 芋うらら(飲食店舗):木造・2階
総客室数:番場おおそね(店舗・旅館):6室
施設内容:店舗・旅館、飲食店舗
施設の特色・設計の意図:
「番場おおそね・芋うらら」は秩父神社の参道「番場通り」沿いに位置します。この通りは戦前の看板建築が多く残る門前の商店街であり、昭和レトロの風情を感じられる場所です。
クライアントからのご依頼は、「街を楽しむ、街に泊まる」をテーマとして、近隣飲食店舗をはじめとする地域との連携を目的とした観光案内所併設型簡易宿所となります。
番場おおそねについての提案は、施設利用者が自由気ままに過ごせるよう、そして施設運営者が人手をなるべくかけなくできるようセルフサービスを主題とした宿づくりを目指しました。セルフチェックイン、セルフサービスカウンター、セルフ布団敷用の収納などを採用し、使いやすさやと分かりやすさに配慮した提案としました。また客室は築154年の既存の古民家の魅力を活かした空間提案を行い、それぞれの部屋の個性を表す「蔵」・「庭」・「小屋組」という客室名としています。
芋うららについての提案は、番場通りを散策する人々から入りやすく開かれた店舗を目指しました。外観は番場おおそねと連続性のある意匠とすることで、「番場通り」の街並み形成に努めました。
株式会社石井建築事務所(熱海)